このお話を動画でご覧になりたい方は、こちら(YouTube)からどうぞ。
https://youtu.be/g4sysYi-aew
こんにちは、カオリンです。
今回は、『努力はすこし見せたほうがいい』というお話です。
“努力は陰でするもの”は本当?
努力はすこし見せたほうがいい
この言葉は、宝塚歌劇団のトップスター、大地真央さんの言葉。
当時、娘役として活躍しはじめた黒木 瞳さんに向けたものなんです。
黒木瞳さんは、宝塚歌劇団に入って1年目からいきなり娘役に抜擢された逸材。
だから、ねたみを買ったり、誤解されたりもしたでしょう。
そんなときに大地さんから、黒木さんへこの言葉をかけられたそうです。
この言葉は深いなと思います。
“努力していたら、ひとはちゃんと見ていてくれる”と言われますが、実情は、わかってもらえないことも多いです。
だから、すこしだけ努力を見せるのが大事なんですよね。
以前、こんなご相談を受けました。
22歳の女性で、大学を卒業して保険会社に入社しました。
保険会社なので、ノルマがあります。
彼女は、毎月きちんとノルマを達成していったそうです。
本当は必死で努力してノルマをこなしていたのですが、
その努力を態度に見せないタイプ。
陰で努力するタイプだったんですね。
まわりからは、淡々とこなしているように見られていたのでしょう。
だんだんとノルマがきつくなっていったそうです。
それでも彼女は、ますます努力してそれを乗り越えようとしました。
だけど、“もう無理”となってわたしのところに相談に来られたんです。
ひとの見ていないところで努力するひともいますが、誤解されてしまうことが少なくありません。
ものすごくがんばっているのに、まわりからは平然とこなしているように見えてしまうんですね。
だから、すこし努力を見せることで、自分も楽になるし、まわりからも理解してもらえます。
努力の見せ方
ただ、今までまったく努力を見せてこなかったひとに対して、「努力を見せろ」といっても、そのやり方がわからないでしょう。
そんなときは、こんな方法がおすすめです↓
- 休憩中に、デスクで仕事の本を読む
- 休日でいった研修のことを同僚に話す
- 苦しいことがあれば同僚に話す
ささいなことで結構です。すこしだけ、あなたの努力をまわりに見せてあげましょう。
“いま、こんな練習をしています”
“こんなこと練習中です”
といった話をしてみるのもいいです。
もともと、わたしも寝食を惜しんで仕事に没頭するタイプでした。
そのころ職場では、わたしの負担を減らすように人を増やす話もあったのですが、うまく言えなかったんですね。
だけど、ついにわたしもいっぱいいっぱいになってしまいました。
本当につらくて、事務局長の前でボロボロに涙が流れたんです。
そのとき、事務局長は言いました。
“そんなにまであなたがつらい思いをしているとは、これっぽっちも思わなかった。
早く言ってくれたらよかったのに”って。
今になれば、本当にそのとおりだなと思います。
必死でがんばっているのを声にも顔にも出せなかったんですね。
あなたも、そんな状況になっていませんか?
だけど、がんばり過ぎているのをまわりから理解されない結果、カラダを壊してしまったら元も子もありません。
あなたががんばっていること、そして苦しいときはその思いを打ち明けてみてください。
同僚から理解されて働いたほうが、きっとハッピーになれます。
職場の人間関係もよくなりますよ。