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おはようございます、カオリンです。
今日は、「ペヤングソースやきそば」の社長の考えがめちゃくちゃ面白いというお話。
ピンチのときの逆転の発想
「ペヤングソースやきそば」といえば、数年前にハエが混入して、全商品が店頭から撤去されたというニュースがありました。
そのとき、お客さんからの「買いたい!」という声がすごかったんです。
わたしはペヤングのファンではなかったですけれども、その盛り上がりが鮮明に残っています。
では、なぜそんなに「ペヤング」は愛されるのでしょうか?
社長の考えが活きているんです!
多くの日本企業はまじめなので、なにか不祥事があれば、記者会見を開いて謝っていますよね。
ところが、「ペヤング」の社長は、謝るんのではなくて、商品を店頭から撤去する策に出たんです。
店頭からなくなると、「ペヤング」好きなひとはどうしても食べたくなります。
ものが無いとよけいに欲しくなるんです。
もし会見で謝罪していたら、非難ごうごう。
誰も買いにいかなくなっていたでしょう。
ピンチを救ったのは、社長の逆転の発想だったんです!
クレームがくるのを期待
話は変わり、「Peyong(ペヨング)ソースやきそば」って、ご存じですか?
実はこれ、同じ会社から「ペヤングそーすやきそば」のにせものふうに、しかも値段も安く作られています。
これも社長のアイデア。
何を狙っているのかというと、“「ペヤングソースやきそば」の偽物が売られていますよ”というクレームがきて、ニュースになること。
ニュースになれば、さらに売れますから。
さらに、もうひとつ狙いがあります。
通常「ペヤング」は150円くらい。
そんなに安くないです。
一方の「Peyong」のように安くつくることも可能。
でも、“値段を下げたら、これくらいの味になりますよ。それでもいいですか?”と、お客さんに投げかけているんですね。
偽物っぽい商品があったり、クレームがきたりしても面白いなという発想。
すばらしい社長!
食べ比べてみた
わたしはこのエピソードを知るまで、「ペヤングソースやきそば」を一度も食べたことがありませんでした。
そこで、「ペヤング」と「Peyong」を両方買って食べ比べてみました。
なるほど!!
社長の言っていることがよくわかります。
「ペヤング」は微妙なスパイスがあって、なんか、くりかえし食べたくなる味。
ファンが増える理由がわかります。
一方、「Peyong」は悪くないけれど、なんか味気ない。
例えるなら、駄菓子屋でおばちゃんがつくってくれるやきそばのイメージ。
両方食べ比べてみたら、やっぱりペヤング買いますよ。
社長うまいな−、と思いました。納得。
ユーモアあふれる仕事
こんなふうに、「ペヤング」のまるか食品には、社長のアイデアが随所に光っています。
ユーモア、遊びごころ。
なかなか日本人の発想にはないものです。
だからここまで人気が出るんだろうなと思います。
こんなユーモアをまじえて仕事できたらすてきじゃないですか!?
わたしは名古屋人で、名古屋人で笑いのセンスがないんですよ。
小さい頃からお笑いに触れる機会が少ない
文化の影響かな。言い訳だけど笑
ユーモアまじえて仕事していきたいなと思います。
たいがい、まじめにやったときはうまくいきません。
笑いをまじえて面白がってやったときのほうがうまくいきます。
ですので、あなたも今日一日「笑い」をまじえてやってみてはいかがでしょうか?
では今日も、すばらしい一日をお過ごしください🍀